2011年06月02日

【安田記念】アパパネ、女帝の余裕デモ

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安田記念・G1」(5日、東京)
 牡馬相手でも主役は譲れない。ヴィクトリアマイルでG1・5勝目を挙げたアパパネは1日、中2週でも疲れを感じさせない動きを披露した。美浦坂路の併せ馬で、楽々と4F51秒0‐37秒1‐12秒3をマークし、僚馬に半馬身先着を果たした。4戦4勝と無敵を誇る府中コースで、牡馬をなで切りにする準備は整っている。
  ◇  ◇
 名牝に大きな変化は不要だ。順調であればそれで良し。前走のヴィクトリアマイルで牝馬史上最速のG1・5勝目を挙げたアパパネ。激闘から中2週のハードローテでも、変わらぬ元気な姿を披露した。
 美浦坂路の最終追いはジェイズバニヤン(5歳500万下)を2馬身追走する形でスタート。主戦・蛯名と呼吸をピタリと合わせたまま、スムーズに差を詰めていく。残り1Fで並びかけ、スッと半馬身先着。理想的なラップで4F51秒0‐37秒1‐12秒3を刻んだ。派手なデモンストレーションを封印し、馬の状態維持に主眼を置いた内容。それでも僚馬を抜き去る際の反応、力強い脚取りから好調さは伝わる。
 「間隔が詰まっているから反応を見る程度。もうそんなに必要ないからね。賢い馬だから、自分で体をつくる。こっちは息さえつくってあげればいい」と意図を説明した蛯名。動きに対しては「前走と同じくらいかな。“もっと”という気もするんだけどね」とジャッジを下した。
 一見、辛口にも聞こえるコメントは、ヴィクトリアマイルの最終追い後と同様。それでも、これは不安ではなく期待の表れだ。「(一番良かった)秋華賞と比べるとね。まあ、こっちが期待している分もあるのかな」とジョッキーは言う。上を目指す者にのみ許される言葉。「それでも走ってくれる。攻めは順調に積んでいるから」と、実戦での能力発揮に支障を与えるレベルではない。
 今回は初の牡牝混合G1。相手強化にも主戦に気後れする部分は見られない。「男馬は強い。でも、前走はブエナビスタを負かしている。いつもこっちの期待に応えてくれる馬。外枠も克服して、休み明けがダメでも、2走目では必ず結果を出してくれてね」。ヴィクトリアマイルでは不利な(8)枠(16)番から年度代表馬をねじ伏せた。G1は6戦5勝。アパパネに対する信頼は厚い。
 「自在性は高いから、流れを見ながらレースをしたい。それで勝つのが本当に強い馬」。ジョッキーは今回も小細工なしのガチンコ勝負に挑む。G1・6勝目を獲得すれば、史上5頭目の快挙。歴史的名牝へ、アパパネが力強く府中の坂を駆け上がる。

posted by 今日昨日 at 14:08| Comment(0) | JRA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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